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掲載開始日:2024年9月13日
最終更新日:2024年9月27日
北区においては、富士山山頂火口から距離があるため、溶岩流、火砕流等の被害は想定されていませんが、噴火した場合には、火山灰の降灰による影響等が発生する可能性があります。降灰に備えて、日頃から飲料水等の備えや噴火した際にとるべき行動の確認など事前の準備を心がけましょう。
火山噴火に関する情報は、下記気象庁ホームページ等でご確認いただくことができます。
噴火に伴って、生命に危険を及ぼす火山現象(大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流等)の発生が予想される場合やその危険が及ぶ範囲の拡大が予想される場合に「警戒が必要な範囲」(生命に危険を及ぼす範囲)を明示して発表されます。
噴火後に、どこに、どれだけの量の火山灰が降るかについて、3種類の予報(定時・速報・詳細)が発表されます。
様々な情報ツールを使って発信しています。
火山灰を吸い込むと、健康な人であってもせきの増加や炎症を伴う胸の不快感を生じることがあります。また、呼吸器系の基礎疾患がある人は、数日続く気管支のひどい症状を引き起こすことがあります。
・鼻の炎症、鼻水
・のどの炎症、痛み、乾いたせき
・ぜーぜーとした呼吸、息切れ
火山灰が目に付着することで、角膜の引っかき傷や炎症が生じることがあります、コンタクトを着用していると症状が生じやすくなります。
・目の異物感、痛み、かゆみ、充血
・目やに、涙
・結膜炎、角膜剥離
火山灰が皮膚に付着することで炎症が生じることがあります。
・皮膚の痛み、腫れ
・引っかき傷からの二次感染
・火山灰が降ると視界が悪化します。自動車が火山灰を巻き上げることで、さらに視界が悪化します。
・道路上に火山灰が積もると、湿っていても乾いていても非常に滑りやすくなり、ブレーキが利きにくくなります。
・火山灰が厚く積もると、道路が通行不可能になります。
・降灰によって水の汚濁、給水装置の遮断・破損が起きることがあります。
・降灰に伴う清掃用水の需要が増加することで、しばらくの間、水不足になることがあります。
・降灰によって停電が起きることがあります。
・湿った火山灰には導電性があり、電源供給装置の清掃を行う際に感電することがあります。
・火山灰の重みによって屋根が崩壊することがあります。
・屋根上に積もった火山の灰の清掃をする際に、人の重みが加わり屋根が崩壊することがあります。
日頃からの備えとして、基本的な防災対策のほか、降灰に対する備えを行いましょう。
・ゴーグル、防塵マスクなどを用意しておきましょう。
・コンタクトの方は、メガネを用意しておきましょう。
気象庁や東京都、北区等の発信する情報に注意し、情報収集を行ってください。降灰がある場合には、火山灰から身を守るため次のような行動をとってください。
・ゴーグル、防塵マスクを着用し、目や口を守りましょう。
・火山灰が目に入ると角膜剥離などを引き起こす可能性があるため、コンタクトは付けず、メガネを使用しましょう。
・火山灰が家に入らないよう、窓を閉めましょう。
・外出時に火山灰は降り始めてしまった場合は、火山灰が降り止むまで屋内に留まりましょう。
・少量の降灰でも視界が悪化し、道が滑りやすくなります。自動車・自転車の運転は控えてください。
・どうしても運転せざるを得ない場合には、日中であってもヘッドライトを必ず点灯し、徐行運転を心がけるとともに、歩行者に十分注意して走行しましょう。
・火山灰は自動車の故障の原因にもなります。
・火山灰を水浸しにしてはいけません。清掃の際に火山灰を湿らせることで飛散を防止できますが、水浸しにすると塊になって清掃がより困難になります。また、屋根に積もった火山灰が水を含んで重くなると、屋根が落ちる危険性が高まります。
・火山灰を道路上に捨てないでください。火山灰が風で飛散してしまいます。区からのお知らせがあるまでは、各家庭等で保管してください。
・火山灰を排水溝や雨水ますに流してはいけません。排水管を詰まらせるおそれがあります。
・給水施設に大量の火山灰が混入している場合は、洗濯機や食器洗い機は使用しないようにしましょう。機器の故障の原因になります。
家屋等に積もった火山灰は各家庭で収集し、区からのお知らせがあるまでは、保管しておくようお願いします。
通常のポリ袋で保管する場合は非常に破れやすいため、袋を二重にして使用するなどして、火山灰が飛散しないよう注意してください。
お問い合わせ
所属課室:危機管理室防災・危機管理課
〒114-8508 東京都北区王子本町1-15-22 北区役所第一庁舎2階13番
電話番号:03-3908-8184