ホーム > 文化・観光・スポーツ > 北区飛鳥山博物館 > 展示・催し物 > 常設展示(1階) > 常設展示~水と大地の支配者たち > 紙本著色平塚明神并別当城官寺縁起絵巻
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最終更新日:2020年5月2日
東京都北区指定有形文化財(歴史資料)
平成3年2月22日指定
原題は「武州豊島郡平塚郷上中里村平塚大明神の社并別当城官寺縁起絵巻」といい、上・中・下の3巻から構成されています。平塚明神の別当であった城官寺の中興住職とされる真惠を中心に製作され、元禄5年(1692)に完成しました。詞書の撰文・清書は真惠が行い、絵は狩野信良という人物が描いたことが確認されていますが、信良がどのような人物であるか、詳しいことはよくわかっていません。
絵巻では、江戸時代に山川城官貞久によって平塚明神・城官寺が再興され、寛永17年(1640)に幕府から50石の朱印地が寄進されるまでの経緯を平塚地域に残る伝承や歴史を織り込みながら描かれています。こうしたところから、地域の政治史的・文化史的な特徴を視覚的に理解する上で貴重な資料であるとして平成3年に北区指定有形文化財(歴史資料)に指定されました。
所蔵(非公開)
上中里1-47-1 平塚神社
複製品
北区飛鳥山博物館
常設展示水と大地の支配者たち