ホーム > 防災・防犯 > 防犯 > 法令等 > 客引きについていかないで!

ここから本文です。

掲載開始日:2024年12月1日

最終更新日:2024年12月1日

客引きにはついていかないで!

ついていかなければ被害に遭うことはないのです

田端たけし(以下:田)こんにちは、北区生活安全担当課の田端たけしです。tabata

尾久よしこ(以下:尾)こんにちは、同じく北区生活安全担当課の尾久よしこです。

田:いつも区民の皆さまには、区の生活安全行政へのご理解・ご協力をいただきましてありがとうございます。ここでは北区における客引き行為等に関して、皆さまにお願いがございます。北区では「東京都北区公共の場所における客引き行為等の防止に関する条例」により客引き行為が禁じられています。

尾:また、客引きだけでなく、勧誘行為、客待ち行為も禁じられています。

田:赤羽駅東口周辺については、条例で「特定地域」に指定しています。私たちは多くの皆さんが安心して楽しいひとときを過ごしていただけるようパトロール等を行い、条例に基づく指導もしているところですが、なかなかこうした客引き行為等を「ゼロ」にするのが難しい現実があります。

尾:私たちだけでなく、警備会社、警察、地元の皆さま等多くの方のご協力をいただき、周知啓発やパトロール等を実施しています。

田:客引き行為等をなくすためにさまざま取り組んでいますが、来街者の皆さまにもお願いがございます。それは……

田&尾:客引きを利用しないで!

尾:田端さん、声がそろってしまいましたね。

田:やはり、業務にかける熱い想いは同じということで、思いがけず声がそろってしまいました。私たちも客引き行為等をなくすためにパトロールやさまざまな呼びかけ等をしているところですけど、やはり一定数そうした客引きを利用してしまう人も後を絶たないという現状があるのでね。

  oguyoshiko尾:そうですね。1軒目で気持ちよく酔ってしまい、2軒目を探すのが面倒くさいとか、いろんな理由があるようですけど、自ら声をかけてしまう人もいますからね。

田:酔っていると思考停止になってしまいがちです。

尾:田端さん、ご自身も何か「後悔」したような失敗談がありそうですね。

田:いやいや尾久さん、私は一般論を述べただけですよ。まあ、失敗はゼロではありませんがね。客引きについていった失敗ではない、ということは、名誉のために言わせてください。

尾:そうですか。そこはあまり突っ込まないことにしておきましょう。

田:ある人の話では、いざ会計の時に客引きから聞いていた話と違ったので確認したら、店側は開き直って「客引きに聞いてくれ」の一点張りで高い金額を取られたとか。

尾:あ~、「客引きが何て言ったか知らないけれど、うちの店はこうだから。文句があるなら客引きに言って」という無責任な態度を取るということですね。

田:で、いざ店側に客引きに連絡取らせると全然繋がらないし、街に出てそのキャッチを探しても店から連絡が行ってるのか、姿を消しているらしいですよ。

尾:それは悪質ですね。

田:一軒目を終えて次の店を探すのが面倒くさくて、自分からキャッチに「すぐ入れる?」って声かけてしまったみたいで、すごく後悔してましたね、その方は。

尾:やっぱり自分から声かけてしまうのはダメですよ。今の話は居酒屋ですよね。ガールズバーとかキャバクラでもそれに近い話は聞きますよね。

田:そうですね。patorol

尾:大体、発想が安易なんですよ!お金を払って簡単に女子とお酒を飲んで疑似恋愛なのか何か知りませんけど、もっと時間をかけて異性に誠意を持って真正面からぶつかっていきなさいよ!

田:尾久さん、大丈夫ですか?何だか話が違う方向にヒートアップしていますね……。

尾:失礼しました、田端さん。私は田端さんに怒っているわけではありません。自分から声をかけて利用しないように、ということを伝えたかったんです。飛んで火にいる……ってやつですよ、それこそ。

田:さすが、悲惨な末路をたどった人を37人も知っているだけに、想いが熱いですね。

尾:そりゃそうですよ。調子いいこと言われて何杯も女の子にドリンク飲まれて、どんどん金額が上がっていることに気づかないんですから。ホント、男って単純ですよね、田端さん!

田:いや、まあ、私も男なんで何ともコメントしづらいんですけど、尾久さん、客引きと違う話になってきているのでちょっと落ち着きましょう。でも、ある人の話のようなぼったくられたとわからないくらいの絶妙な金額を払わされている事例は多いみたいですね。

尾:いわゆる「プチぼった」と呼ばれるやり方ですね。

田:ええ。これくらいの金額なら面倒だから文句言うだけ疲れるなとか、警察に相談しなくてもいいや、って思わせるくらいの金額ですね。

尾:これはどんなジャンルのお店でもそうですけど、客引きが間に入っているということは、その分金額は高いと思ってほぼ間違いないですよね。

田:そうですよ。だって彼らにはキャッシュバックがあるわけですから。

尾:ある学者さんの論文には、店舗に属さずにさまざまな案内先と関係している客引きを「フリーの客引き」というそうですが、フリーの客引きはその場所で客引きをやるために暴力団にみかじめ料を払っているなんてことも書いてありましたよ。

田:尾久さん、そんな論文まで読んでいるんですか!?まさか暴力団の資金源になっているとは……。とにかく客引きの店には行かないことです。自分から声をかけるなんてもってのほかですね。

尾:それと調子のいいことを言う客引きの場合、その場で店名をネット検索してクチコミをチェックしてみるといいかもしれません。

田:確かにね。サクラが書いた高評価もあるけれど、そういう評価と同じくらい「騙された!」とか「客引きの言ってたことと全然違った」なんていうリアルな低評価もありますからね。

尾:そうです。あと、居酒屋系で多いのは、1つのお店なのに店名を複数持っているところは気をつけた方がいいですね。紹介された店名を検索するとヒットしなくて、店の入口に書かれているもう1つの別の店名だとヒットするということもあります。そうやって悪いクチコミを書かれないよう対策していますからね。

田:というわけで、皆さん……

田&尾:客引きを利用しないで!

田:最後にまた美しく声がそろってしまいましたね、尾久さん。

尾:はい。この後パトロールがありますからね。気合い入れてみました。

田:よし、尾久さん、それでは夜のパトロールに出発しましょう!

尾:はいっ!! 

お問い合わせ

所属課室:危機管理室生活安全担当課 

〒114-8508 東京都北区王子本町1-15-22 北区役所第一庁舎2階16番

電話番号:03-3908-1121