障害者総合支援法（介護給付）

介護給付によるサービスの種類について紹介します。

在宅で訪問をうけたり通所して利用するサービス

居宅介護（ホームヘルプ）

サービス内容

自宅での入浴や排泄、食事の介護などを行います。

• 身体介護（食事、排せつ、入浴など）
• 家事援助（調理、掃除、洗濯、買い物など)
• 通院介助（身体介護有・身体介護無）
• 通院等乗降介助

対象者について

区分1以上の在宅障害者（児）

重度訪問介護

サービス内容

重度の肢体不自由者で常に介護が必要な方や、行動に著しい困難を伴う知的障害の方・精神障害の方に食事、排せつ、入浴などの介助や外出時の移動の介助などを行います。

対象者について

区分4以上で、1または2のいずれの方

1. 2肢以上に麻痺があり、一定の条件を満たす方
2. 障害支援区分の認定調査項目のうち行動関連項目等（12項目）の合計点数が10点以上の方

備考

移動支援、通院の介助が含まれます。

同行援護

サービス内容

移動に必要な情報の提供（代筆・代読を含む）、移動の援護等の外出支援を行います。

対象者について

移動に著しい困難を有する視覚障害者

行動援護

サービス内容

行動する際に生じうる危険を回避するために必要な援護、外出時の介護を行います。

対象者について

区分3以上で行動援護項目の合計点数が10点以上の知的・精神障害者（児）

重度障害者等包括支援

サービス内容

常に介護が必要な方の中でも、介護の必要性がとても高い人に、居宅介護などの障害福祉サービスを包括的に行います。（家事援助や入浴、排せつ、食事などの介助や外出時の移動の介助等含まれます）

対象者について

区分6（児童については区分6相当）で意思の疎通に著しい困難を伴う方で、下記のいずれかに該当する方

重度訪問介護の対象者で、四肢に麻痺等があり、寝たきり状態で、以下のいずれか該当する方

1. 気管切開をともなう人工呼吸による呼吸管理を行っている身体障害の方
2. 障害支援区分の認定調査項目うち、行動関連項目等の合計点数が15点以上の方

備考

移動支援、通院の介助が含まれます。

短期入所（ショートステイ）

サービス内容

自宅で介護する人が病気などの場合に、短期間、施設に入所できます。宿泊を伴わない日中預かりは、地域支援事業の日中一時支援事業になります。

対象者について

区分1以上の障害のある方

施設等で支援する日中活動サービス

療養介護

サービス内容

長期入院による医学的管理の下で、食事、入浴、排泄の介護を提供します。

対象者について

病院等での長期入院による医療的ケア・常時介護が必要な方

1. ALS患者等、気管切開を伴う人工呼吸器利用者→区分6の方
2. 筋ジストロフィー患者、重症心身障害者の方→区分5以上の方

生活介護

サービス内容

日中において、施設で排せつ、食事の介護や日常生活上の支援、創作的活動等の機会を提供します。身体能力、生活能力の維持・向上を目指します。

対象者について

常時、介護を必要とする身体障害・知的障害・精神障害のある方（区分3以上、50歳以上は区分2以上）。

住まいの場として受けるサービス

障害者支援施設での夜間ケア等（施設入所支援）

サービス内容

施設に入所する人に、夜間や休日、入浴、排せつ、食事の介護等を行います。

対象者について

施設入所者（児）日中活動として生活介護、自立訓練、就労継続支援の対象となる身体障害・知的障害・精神障害のある方

（区分4以上、50歳以上は区分3以上）。

※共同生活介護（ケアホーム）は、平成26年4月より共同生活援助（グループホーム）へ統合されました。

文中の「区分」とは、障害支援区分のことを示します。

関連リンク

• 自立支援給付・地域生活支援
• 訓練等給付
• 補装具
• 地域生活支援
• 障害福祉サービスの利用者負担