ご利用案内

開館時間
午前10時から午後5時(常設展示室観覧券の発行は午後4時30分まで)
※埋蔵文化財の届出等に関するお問合せ・受付
月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時
休館日
毎週月曜日
国民の祝日・休日の場合は開館し、直後の平日に振替休館
年末年始(12月28日~1月4日)
臨時休館日
観覧料
一般 300円(団体240円)
※障害者手帳をご提示いただいた場合は、一般券を半額でご利用になれます。(障害のある方お一人につき、介助者1名まで観覧料が免除になります。)
65歳以上 150円
小・中・高 100円(団体80円)
※小学生未満は無料
※団体扱いは20名以上

北区飛鳥山博物館だより ぼいす

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掲載開始日:

最終更新日:2015年4月23日

文化財説明板阿弥陀の渡船場跡

阿弥陀の渡船場跡の写真

ここにはかって豊島村から沼田村(足立区)への渡船場がありました。この渡船場は、豊島の渡・六阿弥陀の渡・中の渡・原の渡とも呼ばれていました。
旧荒川(現隅田川)の流路は、現在の荒川まで大きく湾曲していて、この地形を天狗の鼻と呼んでいました。渡船場は湾曲の頂点より少し下流に位置していました。
豊島清光の造仏伝承にまつわる六阿弥陀詣が、江戸時代中期以降に盛んに行われるようになりました。この渡船場は、六阿弥陀詣の一番西福寺(北区豊島2-14-1)から二番延命寺(江北橋北詰辺にありましたが、明治9年恵明寺(えみょうじ)に合併されました)への参詣路にあたっていたため、六阿弥陀詣の行われる春秋の彼岸の時には、参詣客でとくに賑わいをみせました。文化11年(1814)頃に当地を訪れた十方庵敬順(じゅっぽうあんけいじゅん)は、この渡船場付近の川端の様子を、「荒川の長流にそひて、左右の渚の景望はいふもさらに、弓手は渺茫たる耕地を見わたし、心眼ともに打はれて、実に賞すべきの景地たり」と記し、こうした土地に住んで、花鳥風月になぐさめられて暮らしたならば、寿命も延びるであろうと賞賛しています。
明治44年(1911)から荒川の河川改修工事が始まり、次いで、この付帯事業として大正12年(1923)4月荒川放水路(現荒川)に江北橋が、同14年荒川(現隅田川)に豊島橋が架橋され、この渡船場も姿を消していきました。

文化財説明板設置場所

豊島5地先

散策のヒント

  • トイレ(東豊島公園内)
  • ベンチ(東豊島公園内)