掲載開始日:2024年7月18日
最終更新日:2024年7月19日
ヘビを見かけた時の対応について
ヘビを見かけたら
ヘビは自然の生きものですので、区では駆除や捕獲等は行っていません。ヘビはしばらくすると餌を求めて別の場所に移動しますので、見かけても刺激を与えないで、そっとしておきましょう。
区内で見られるヘビについて
区内で見られる主なヘビは、無毒であるアオダイショウ・シマヘビ・ヒバカリ、有毒であるヤマカガシです。むやみに近づくとかまれる危険がありますので、近づかないようにし、絶対に素手で触らないようにしましょう。
ヘビを寄せ付けないために
ヘビを寄せ付けないようにするには、以下の方法が有効です。
- ネズミなど、ヘビの餌となるものを駆除する。
- ヘビは外敵から身を守れる場所を好むため、ヘビの巣となりそうな場所の草刈りをしたり、やわらかい土の穴や木の根元の隙間を埋めたりする。
- 人家への侵入は、穴や隙間を埋め、塀などを設置することで防ぐ。
どうしてもヘビを追い払ったり、駆除したい場合は
ヘビが家の中に入ったなど、どうしても追い払いたい場合は、むやみに近づかないで、以下の方法を行うのが有効です(区では駆除や捕獲等は行っていません)。
- ホームセンター等で売っている忌避剤を散布する。
- 距離をとり、長い棒で追い払う。
下記、関連リンクに掲載の「公益社団法人東京都ペストコントロール協会」では、ヘビや害虫などの駆除に関する相談等を受け付けています。
マムシ・ヤマカガシにご注意ください
マムシやヤマカガシは有毒です。マムシ等が生息する可能性がある、水辺(河川、池沼等)や草むら等に入る場合は、長袖・長ズボンの服装で、長靴や手袋を着用してください。マムシ等を見かけた場合は、決して近づかないようにしてください。
マムシ(ニホンマムシ)
- 分布:北海道、本州、四国、九州に広く分布しています。
- 特徴:全長40センチメートルから60センチメートル。頭部は三角形。胴や尾の表面に銭形の暗色の斑紋があります。
- 生態:平地から山林に広く生息し、ネズミ、小鳥、カエル、トカゲ等を食べます。水辺を好み、河川周辺、田畑で多く確認されます。かむときの動作は非常に速いです。
- 毒性:主に出血毒で、少量の神経毒も含まれます。
- かまれた場合の症状:血が止まりにくくなる、筋肉の腫れ、壊死、血管拡張、血圧降下、視力低下など。
ヤマカガシ
- 分布:本州、四国、九州に分布しています。
- 特徴:全長60センチメートルから120センチメートル。体色は地域によって異なりますが、関東地方では体側面に赤色と黒色の斑紋が交互に入ります。また、ウロコの質感が少しくすんで、ザラザラした感じに見えます(アオダイショウやシマヘビはツヤがあり滑らか)。
- 生態:平地から山林に広く生息し、主にカエル(オタマジャクシ含む)を食べます。水辺を好み、河川、池沼、水田等で多く確認されます。
- 毒性:主に出血毒です。国内のヘビの中で最も強い毒を持ちます。毒は、牙と背中の毒腺から出されます。口の奥に牙があり、深くかまれると毒が注入されます。
- かまれた場合の症状:血が止まりにくくなる、全身性出血(消化管、脳等)、血尿など。
マムシやヤマカガシにかまれてしまったら
- あわてず安静にしてください(激しく動くと毒が体内で早くまわるので危険です)。
- かまれた部分を心臓より下にしてください。
- 救急要請(119番)をするなどし、速やかに医療機関を受診してください。
- かまれたヘビの特徴を確認できれば、治療の際の判断に役立ちます。