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掲載開始日:2014年2月10日
最終更新日:2014年2月1日
狂犬病ウイルス
犬、猫、その他の哺乳類
狂犬病にかかった動物による、かみ傷などから感染します。
狂躁型(凶暴性を示し、見境なくかみつく)と麻ひ型(頭や首の筋肉が麻ひする)がありますが、いずれも昏睡して死亡します。
発症すると、様々な神経症状が現れ、昏睡に陥り死亡します。
日本では、昭和32年以降国内での発生はありません。しかし、外国での発生は未だに多く、これが日本に持ち込まれるのを防ぐため、犬の登録・狂犬病予防注射は必ず行わなければなりません。また、(特に海外の汚染地域で)もし犬にかまれた場合は、すぐに傷口を流水と石けんでよく洗い、医師の診察を受けてください。
発症前なら有効なワクチンがあります。なお、発生地域に旅行する時は、あらかじめワクチンを接種しておいたほうがよいでしょう。
バルトネラが病原菌と考えられています
猫(特に子猫)
ひっかき傷、かみ傷で起こることがあります。
無症状
傷口に近いリンパ節のはれが続き、まれに化膿しますが、ほとんどが軽症です。発熱やだるさなどの全身症状があっても軽い場合が多いです。
ひっかき傷やかみ傷を受けないように猫の爪を切りましょう。
犬回虫、猫回虫
犬、猫
犬、猫の糞の中にでた回虫卵が人の口から入り、腸内でふ化します。幼虫がごくまれに体内の各所に入り込むことがあります。
子犬・子猫では食欲不振、下痢や嘔吐がありやせてきますが、成獣は無症状です。
幼虫が入り込むことにより、肝臓、脳、眼などに障害を起こすことがあります。幼児は、まれに軽度の貧血、食欲不振、微熱などの症状が認められます。
犬、猫の検便や回虫の駆除。糞はすぐに始末し、砂場などに連れ込まない。幼児が犬や猫に触ったり、砂場で遊んだ後は、必ず手を洗いましょう。
トキソプラズマ原虫
猫
感染した猫の糞の中に出たものが人の口から入り、感染します。
猫では、腸炎、脳炎など、犬では呼吸器症状や下痢を起こします。
妊婦が初感染した場合には、流産や胎児の先天性障害をまれに起こすことがあります。成人では、感染しても無症状であることが多い。
犬、猫の検便や駆虫。糞はすぐに始末し、砂場などに連れ込まない。
糸状菌(カビの一種)
猫、犬
感染動物との接触や家の中のほこりが原因の場合もあります。
脱毛したり表皮がはがれたりします。また、皮膚が厚くなったりするなど症状は多様ですが、無症状のことも多い。
動物の症状と似て多様ですが、円形、不整形の白っぽい輪ができたり小さい水疱ができたりし、かゆみを伴います。
部屋の掃除を念入りに行います。
かいせん虫(ヒゼンダニ)
猫、犬
感染動物との接触によりうつります。
表皮内にダニがトンネルを掘るため非常にかゆく、脱毛や皮膚が厚くなったりします。また、引っ掻いてかさぶたができたり、化膿する場合もあります。
動物の症状と同様であり、かゆみを伴います。
部屋の掃除を念入りに行います。
お問い合わせ
所属課室:北区保健所生活衛生課生活衛生係
〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3
電話番号:03-3919-0431