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掲載開始日:2014年10月1日
最終更新日:2024年2月14日
セアカゴケグモとハイイロゴケグモは、ともにヒメグモ科ゴケグモ属に属する外来種のクモです。
毒を持っていて、人の生命または身体に係る被害があるため、外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されています。
クモの体は頭胸部と腹部の2つの部分からなり、頭胸部からは4対(8本)の脚が生えています。
ゴケグモ属は、腹部が大きな球形をしており、腹部腹面にある四角い砂時計のような形の模様が特徴です。
セアカゴケグモもハイイロゴケグモも、有毒なのはメスのみです。
セアカゴケグモ
成熟したメスの体長は、7ミリメートルから1センチメートルです。全体が光沢のある黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦すじがあります。下の写真は若い個体で、成熟すると白い模様がなくなります。
セアカゴケグモ(メス)の若い個体
(環境省提供)
ハイイロゴケグモ
成熟したメスの体長は、7ミリメートルから1センチメートルです。腹部背面が、真黒のものや茶色や灰色を基調として斑紋を有するものなど、色彩は様々で変異が多くみられます。
【上】ハイイロゴケグモのオス
【下】ハイイロゴケグモのメス
(環境省提供)
セアカゴケグモとハイイロゴケグモのどちらも、日本では平成7年に初めて発見されました。
港湾地域又はそれに隣接する地域で多く発見されており、海外からの輸入貨物のコンテナ等に付着して侵入してきた可能性があります。国内では、貨物や自動車などに営巣し運ばれた結果、生息域が拡大したと考えられています。
これまでに、セアカゴケグモは45都道府県、ハイイロゴケグモは13都道府県で確認されています(令和元年8月8日現在)。
詳細は環境省のホームページを参照してください。
セアカゴケグモは、基本的におとなしく攻撃性はありませんが、毒を持っています。咬まれることがありますので、絶対に素手で捕まえたり触ったりしないように注意してください。
長袖長ズボンや軍手などを着用し、以下の方法のいずれか、もしくは組み合わせて駆除してください。
1匹見つかれば周囲にも潜んでいる可能性があるので、よく確認するなど注意してください。
できるだけ早くお近くの医療機関を受診してください。より適切な治療のため、できれば駆除したクモを医療機関にご持参ください。
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