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掲載開始日:2014年4月1日

最終更新日:2024年12月20日

ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防ワクチン)

お知らせ

高校1年生相当の女の子と保護者の方へ(厚生労働省作成チラシ)

20241017HPV

厚生労働省チラシ(PDF:272KB)

小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ(厚生労働省リーフレット)

厚生労働省作成のリーフレットが新しくなりました。このページと合わせてご覧ください。

定期接種リーフレット 定期接種リーフレット詳細版 9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(定期接種版)
リーフレット概要版(PDF:2,782KB) リーフレット詳細版(PDF:3,667KB) 9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(定期接種版)

 

HPVワクチンの効果

子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんで、近年20・30歳代の罹患者が増えています。日本国内では年間約1万1千人が発症し、約2千9百人が亡くなっています。

HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。

  • 現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス®)、4価ワクチン(ガーダシル®)、9価ワクチン(シルガード®9)の3種類あります。
  • サーバリックス®およびガーダシル®は、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
  • シルガード®9は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
  • HPVワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。

ワクチン接種では防げないHPV感染もあります。20歳以上の方は、2年に1回、子宮頸がん検診を受けることが大切です。

HPVワクチンのリスク

厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会の資料については、厚生労働省のページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。

HPVワクチン接種後には、多くの方に接種部位の痛みや腫れ、赤みが起こることがあります。

まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。

発生頻度 ワクチン:サーバリックス® ワクチン:ガーダシル® ワクチン:シルガード®9
50%以上 疼痛・発赤・腫脹、疲労 疼痛 疼痛
10~50%未満 搔痒(かゆみ)、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛など 紅斑、腫脹 腫脹、紅斑、頭痛
1~10%未満 じんましん、めまい、発熱など 頭痛、そう痒感、発熱 浮動性めまい、悪心、下痢、そう痒感、発熱、
疲労、内出血など
1%未満 知覚異常、感覚鈍麻、全身の脱力 下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、硬結、出血、不快感、倦怠感など 嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血、血腫、
倦怠感、硬結など
頻度不明 四肢痛、失神、リンパ節症など 失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など 感覚鈍麻、失神、四肢痛など

因果関係があるかどうかわからないものや、接種後短期間で回復した症状をふくめて、HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があったのは、接種1万人あたり、サーバリックス®またはガーダシル®では約9人、シルガード®9では約3人です。
このうち、報告した医師や企業が重篤と判断した人は、接種1万人あたり、サーバリックス®またはガーダシル®では約5人、シルガード®9では約3人です

実施内容

対象者

小学6年生に相当する年齢~高校1年生に相当する年齢の女子

接種期間

小学6年生に相当する年度の当初から高校1年生に相当する年度の末日まで

標準的な接種時期

中学1年生の間

接種回数・接種スケジュール

ワクチンや1回目接種の時期に接種が下記の通りとなります。

1回目の接種が15歳以上の場合

  • サーバリックス®
    1回目接種から1か月後に2回目、1回目接種から6か月後に3回目
    上記の接種間隔に変更が必要な時は、2回目の接種は初回接種から1か月以上の間隔をおいて、3回目の接種は1回目の接種から5か月以上の間隔かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて接種。
  • ガーダシル®、シルガード®9
    1回目接種から2か月後に2回目、1回目接種から6か月後に3回目
    上記の接種間隔に変更が必要な時は、2回目の接種は初回接種から少なくとも1か月以上の間隔をあけて、3回目の接種は2回目の接種から少なくとも3か月以上の間隔をあけて接種。

シルガード®9の1回目を15歳の誕生日の前日までに受ける場合、2回接種となります

  • シルガード®9

1回目接種から6か月後に2回目

1回目と2回目の接種は、通常5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。

接種ワクチン

  • 組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(商品名:サーバリックス®)
  • 組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(商品名:ガーダシル®)
  • 組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(商品名:シルガード®9)

子宮頸がん予防ワクチンは、同じワクチンを接種してください

これまでに、2価または4価のHPVワクチン(サーバリックス®またはガーダシル®)を1回または2回接種した方へ

原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です※。この場合にも公費で接種することができます。
※2価または4価のHPVワクチン(サーバリックス®またはガーダシル®)を接種した後に9価ワクチン
(シルガード®9)を接種することに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています。

詳しくは、厚生労働省のリーフレット(PDF:604KB)をご覧ください。

 通知・予診票の送付

令和6年度に中学1年生となる年齢の方には、令和6年3月下旬に送付しました。

対象年齢の方で個別の送付前に接種をご希望の方は、電子申請サービスまたは電話でご申請ください。

積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方への対応については、キャッチアップ接種のページをご覧ください。

会場と日程

協力医療機関にて実施しています。
診療時間・休診日は各医療機関で異なります。また、ワクチンの取り寄せが必要になる場合がありますので事前に医療機関にお問い合わせの上接種を受けてください。
なお、他の22区の協力医療機関でも接種できます。その際は、当該区の協力医療機関であることを必ず事前に確認してください。

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の積極的勧奨の再開について

令和3年11月26日から積極的勧奨が再開されました。

積極的勧奨の差し控えと再開について

ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(子宮頸がん予防ワクチン)につきましては、「ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種の対応について(勧告)」(平成25年6月14日健発0614第1号、令和2年10月9日健発1009第1号一部改正厚生労働省健康局長通知)にもとづき、積極的勧奨を差し控えてきたところです。このたび、厚生科学審議会等において、最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、上記通知は廃止とされました。

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お問い合わせ

所属課室:北区保健所保健予防課保健予防係

〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3

電話番号:03-3919-3104