安尾琴乃選手（女子ラグビー）インタビュー

女子ラグビー 安尾琴乃選手にインタビューを実施しました

東洋大学ライフデザイン学部健康スポーツ学科在学（令和4年時点）、女子ラグビーの安尾琴乃（やすおことの）選手に同学科の齊藤恭平ゼミ生たちがインタビューを行いました！
安尾選手は女子ラグビークラブチーム「Brave Louve（ブレイブルーヴ）」に所属し、令和4年5月の女子オーストラリア遠征女子オーストラリア代表戦にて女子日本代表として初出場を果たしました。

 

ラグビーについて

Q:何歳からラグビーを始めましたか？
A:小学校2年生頃から父と兄がやっていたのでその影響で始めました。

Q:チームに所属していたのですか?
A:昭島というところに住んでいたのですが、ラグビースクールがあったのでそこでやっていました。

Q:練習量は当時どのくらいでしたか？
A:基本平日はできないので土日にやっていました。

Q:中学生の頃はどのように練習をしていましたか？
A:中学生の頃も同じラグビースクールにいたのですが、陸上部にも所属していたのでどっちもやりながらっていう感じでした。

Q:今の練習量はどのくらいですか？
A:今は週4で、平日2日と土日に2日で練習しています。

Q:一番つらいのはどんな練習ですか？
A:ラグビーは結構走るスポーツなので、走るだけのフィットネス（練習）があってそれが一番嫌ですね。

Q:今コロナ禍ということもあって練習方法が様々だと思うのですが、コロナ禍ではどのような練習をしていましたか？
A:最初の頃は自分の家の近くに練習場所を借りられるところがあったので、グラウンドで1人でボールを蹴ったり、あとはウエイトトレーニングをしていました。でも今は自分のチームのグラウンドを使っています。

Q:試合後の自分に対してのご褒美とか何かありますか？
A:特にはないんですけど、あんまり食べ物に対しての制限とかはないので、気が向いたら甘いもの食べる感じです。

Q:好きなポジションはやっぱり安尾さんが今やっているスタンドオフですか？
A:そうですね。私はあんまりフォワードの人と当たる方はやらないんですけど、当たるのも割と好きなので楽しそうだなとは思います。

Q:ラグビーのボールって楕円形でキックが難しそうなんですが、どうすればまっすぐ転がるんですか？
A:蹴り方は基本多分サッカーと同じような感じなんですけど、ボールの向きによって飛ぶ方向が違うので、ボールの下のとんがっている部分のちょっと上ぐらいを蹴るときれいに飛びます。

Q:キックの時とか、男子の五郎丸選手がやっていたように、毎回やるルーティンはあるんですか？
A:歩数と角度はあらかじめ決めて、という感じですね。（五郎丸選手のように）手を付けたりはしないんですけど（笑）。

Q:日本代表としてプレーされましたが、出場する時感じたことはありますか？
A:長い時間出たわけじゃないんですけど、ずっと憧れだった代表のジャージを着て出られるっていうのは本当にありがたかったですし、日本で1回、熊谷で出られたんですけど、自分の親とか友達が応援してくれているところで出られたのはすごく嬉しかったです。どうしてかわからないですが、その時は緊張せずにできたっていうのは良かったなと思います。

Q:日本代表だとチームメンバー内で年齢差がすごくあると思うんですけど、そのなかで年上の選手とうまくチームプレイする秘訣はありますか？
A:自分の年代の人とかもいますし、7歳上の人もいます。最初、初めて代表に入った時はすごく緊張したんですけど、プレイしていくうちにコミュニケーションがとれるようになって、喋るようになったり、仲良くさせてもらったりしているので、喋ることが大事だなと思います。

Q: 「BraveLouve（ブレイブルーヴ）」（安尾さんが所属するチーム）の雰囲気はどんな感じですか？
A:ラグビーだけしたいっていう人ばかりじゃなくて、自分の人生をちゃんと歩みたいっていう人もいて結構楽しくやれています。多様性があるチームですね。

Q:今は所属チームでラグビーをやっていると思うんですけど、今後のビジョンがあったら教えてください。
A:今自分のチームは15人制と7人制どっちもやっていて、7人制の方で毎年5月から9月くらいで全国シリーズがあるんですが、そこにまだ自分たちのチームは入れてないので、そこに昇格することが今の最大の目標です。あと個人的には代表でプレーをしたいので、そこで1試合でも多く出場できるようにしたいなと思っています。

安尾選手の性格やプライベートについて

Q:オフや試合後のリラックス、リフレッシュ方法はあったりしますか？
A:家で亀を飼っているんですけど、なでなでして癒されています。

Q:ラグビー以外でやってみたいスポーツはありますか？よく見るスポーツもあれば教えてください。
A:スポーツはテレビでやっていれば全般的に見るんですけど、冬のオリンピックの時とかにアイスホッケーを見て、すごくおもしろそうだなと思って、やってみたいという気持ちがあります。

Q:遠征などで海外に行って、よかったなという国はありますか？
A:今まで4ヶ国行きました。イギリスのスコットランドとウェールズとアイルランドに行かせてもらったのと、この間はオーストラリアに行きました。オーストラリアは海が近いというのもあってすごい雰囲気がよかったです。

Q:ラグビーをやっている人は、血の気の多い性格という勝手なイメージがあるのですが、安尾さんはどうですか？
A:普段は普通の女子なんですけど、試合になると「離せよ」とか「邪魔だよ」とか結構言ってますね（笑）。

Q:相手に体を当てられた時に「こいつ」みたいな怒りの感情とかもプレー中にはあるんですか？
A:ありますね。プレーに関与していないところで突き飛ばされたりすると「は？」と思います（笑）。

さらにプライベートな質問

Q:好きな俳優さんや、ユーチューバーやミュージシャンはいますか？
A:俳優さんはあまりないんですけど、今筋トレをしたいっていうのもあって、筋トレ系のYouTuberを見たりします。

Q:もし宝くじで1億円が当たったら何に使いますか？
A:基本貯めると思います。あとはジム代とか、現実的なんですけど。欲しいものがあればその都度買う感じですかね。

Q:もし無人島に一つだけ持ってくなら何を持っていきますか？
A:（周囲の雰囲気的に）…じゃあラグビーボールで（笑）。

Q:北区でよく行く場所やお気に入りの場所があったら教えてほしいです。
A:学校との行き帰りしかなかなか北区に来ないのですが、大学に来る途中で赤羽京介（つけ麺屋）がありますよね。あそこ行ったことないんですけど、おいしそうだし行ってみたいなと思っています。いつも並んでいますよね。

Q:どんな男性がタイプですか？（笑）ラグビー日本代表の選手の中だったらいますか？
A:ええと…海外の選手になっちゃうんですけど、ニュージーランドの代表（オールブラックス）のリッチーモウンガっていう選手ですかね。顔がかわいいし、すごくプレーもうまいのでかっこいいなって思っちゃいます。

Q:じゃあオールブラックスの選手だから、きっと決まっていると思うんですけど、細マッチョ派？ゴリマッチョ派？
A:えー（笑）。ゴリマッチョの方がいいですね（笑）。

大学に関する質問

Q:どうしてこの東洋健スポ（健康スポーツ学科）に入学を決めたんですか？
A:自分の高校時代の先生とか、中学時代のコーチに東洋大学の人がいたこともあって、まず気になって。健スポもあるっていうことで、スポーツだけじゃなくて健康にも力をいれていることもいいなと思って入りました。

Q:一番好きな授業があったら教えてほしいです。
A:好きというか、今とっているトレーニングプログラミング論が自分にとって身近な話がいっぱい聞けるので、難しいんですけど、それは面白そうだなと思ってとりました。

Q:学食を利用することはありますか？
A:あります。前、竜田揚げを食べておいしかったです。

Q:学業とチームでの活動を両立するのって大変だと思うんですけど、授業はどのように受けていますか？
A:私はラグビーをずっとやってきて、これからもラグビーをやっていたいという思いがあります。だからラグビーの練習には絶対行きたいと思っているので、それにかぶらないように授業を取っています。

Q:今、単位とかは大丈夫ですか？
A:ぎりぎりです（笑）。前回のオーストラリア遠征の時に授業の出席が足りなくて、講義を落としちゃったんです。遠征とかあるとちょっと大変ですね。

Q:（安尾さんから）:皆さんのゼミはいつも何をされているんですか？
A:（ゼミ学生）:健康作りがテーマで、一人でも健康でいられるようにいろいろやるということで、北区のウォーキングイベントとコラボしたり、高齢の方と一緒に交流したりとか、そういうことをやっています。

最後に

Q:ラグビーに取り組む区内の子どもたちへメッセージをお願いします！
A:今は勝つことよりも楽しむことを意識してやるとおのずといい結果がついてくるのかなと思うので、動画とかを見ていい選手のプレーをお手本にして楽しんでもらいたいです。

 

安尾選手、ありがとうございました！
これからのさらなるご活躍を応援します！