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掲載開始日:2023年11月10日

最終更新日:2024年8月28日

香害と化学物質過敏症を知っていますか

香害とは

香害は、洗剤や柔軟剤、化粧品などに含まれる香料によって不快に感じたり、体調不良になることをいいます。香害から化学物質過敏症を発症する人もいます。

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症は、大量の化学物質にふれたり、低濃度の化学物質に長期間ふれたりすることで発症します。一度発症すると、日常で使っているものに含まれるわずかな化学物質によって、頭痛やめまいなどさまざまな症状があらわれます。重症化すると生活に大きな支障があり、苦しんでいる人がいます。

症状

この症状は一例です。このほかにもさまざまな症状があります。

また、症状の程度には個人差があります。

  • 頭痛、吐き気
  • 鼻炎
  • 疲労感、不眠
  • 皮膚のかゆみ、湿疹
  • 動悸、けいれん

治療・対処

治療方法は確立していません。原因の化学物質を避けることが有効な対処法です。

原因となるもの

こちらは一例です。わたしたちの身の回りにあるさまざまな化学物質が原因です。

  • 洗剤や柔軟剤、芳香剤などの日用品に含まれる香料
  • 化粧品や整髪料
  • 除菌グッズやアルコール消毒液
  • 殺虫剤や虫よけスプレー
  • 接着剤や塗料
  • 自動車の排気ガス
  • たばこ

わたしたちにできること

化学物質過敏症は、花粉症のように誰もが発症する可能性があります。身近に苦しんでいる方がいるかもしれません。

日用品に含まれる香料などの化学物質を原因としたさまざまな症状があることを理解し、以下のような配慮をお願いします。

  • 香水などの香りが過度にならないように、使用を控えるなどの配慮をしましょう。
  • 洗剤や柔軟剤は、無香料のものを使ったり、使用量に配慮しましょう。
  • 殺虫剤や制汗スプレーなどは、周囲の人にかからないように注意しましょう。
  • 室内でスプレーなどを使ったときは、よく換気をしましょう。
  • 家庭菜園などで化学肥料や除草剤を使うときは、飛び散らないようにしましょう。

 消費者庁ポスター「その香り困っている人もいます」(PDF:829KB)

 

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所属課室:健康部健康政策課健康政策係

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