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最終更新日:2016年1月15日
東京都指定文化財(史跡)
平成11年3月指定
西ヶ原貝塚は、東京都を代表する貝塚の1つで、古く明治11年頃にはすでにその存在が知られ、これまでに坪井正五郎博士をはじめとする多くの研究者によって調査されてきた。
貝塚は東西約150メートル、南北約180メートル、平面形が馬蹄形を呈する大規模なもので、分布の中心は、ほぼ現在の飛鳥中学校の校庭のあたりにあったものとみられているが、今日では宅地化が進み、地表から貝塚の存在を確認することはできない。
これまでに行われた発掘調査によって、貝塚の形成は縄文時代の中期後半頃(約4200年前)から始まり、後期後半頃(約3200年前)まで続いていたことがわかっている。
最盛期は後期前半期(約3700年前)で、貝塚の貝は、当時東京低地にまで入り込んでいた東京湾の海浜から採ってきたとみられる鹹水産のハマグリや、汽水産のヤマトシジミを主体としている。
また、住居跡や墓壙などの発見に加えて、縄文土器や石器、骨角器なども多数出土している。
西ヶ原3-5-12 飛鳥中学校内
西ヶ原1-31
東京メトロ南北線西ヶ原駅徒歩3分
現地を訪れることは可能ですが、説明板以外に見学可能な資料はありません。校内に立ち入ることもできません。
北区飛鳥山博物館
文化財説明板