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最終更新日:2015年4月23日
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六阿弥陀道(ろくあみだみち)の途上でもある蝉坂(せみざか)という名称は江戸時代の後半にはあったようで、幕府の編纂した地誌『新編武蔵風土記(しんぺんむさしふどき)』上中里村の項に「平塚明神ノ傍(かたわら)ニアリ、登り三・四十間」とあり、このあたりから平塚神社の参道に沿って約54メートルから72メートル余を登る坂道だとあります。
坂を登りきって少し歩くと日光御成道(*1)と合流しますが、西ヶ原一里塚の方向へ右折してすぐに左折すると六阿弥陀第三番札所の無量寺へと向かう道に入ります。
明治時代初期の『東京府志料』では「或云(あるいはいう)攻坂(せめざか)ノ轉訛(てんか)ナリト」と室町時代の平塚城をめぐる合戦を彷彿(ほうふつ)とさせるような坂名の由来を記しています。現在の坂道は昭和18年7月、昔の坂を拡幅して出来た道です。
上中里1-47-34地先