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掲載開始日:
最終更新日:2015年4月23日
東京都北区指定有形文化財(考古資料)
平成元年1月25日指定
この古墳の石室は、昭和57年7月、東北新幹線工事にともなう発掘調査により発見されたものです。ほかに十数基の古墳、横穴墓群、多数の竪穴住居跡が見つかっています。
北区の歴史を知る上で貴重な資料であるため、石室をそのまま切り取って移設し、展示しているものです。
この石室は、今から約1400年前の古墳時代に作られた横穴式石室です。現在は、石積みが二段しか残っていませんが、当時は数段積まれ、その上に天井石をのせたものと推定されています。石材は、凝灰質砂岩で海浜の自然石を用いたものです。また床面には全面に小石が、一部にカキ殼も敷かれていました。
石室の中には、人骨とともにガラス玉・碧玉製の管玉・耳飾りなどの装身具と直刀・矢の先に付けられる鉄鏃などの武器類が、副葬品として納められていました。
古墳石室入口(移築後)
古墳石室内部(移築後)
移築された中央公園は緑豊かな公園で、桜の名所です。公園内には中央公園文化センター、図書館もあります。
十条台1-2-1 北区中央公園内移築
移築前
赤羽台4-2星美学園内