ホーム > 文化・観光・スポーツ > 北区飛鳥山博物館 > 北区の歴史と文化財 > 歴史文化財リスト > 歴史文化財リスト十条地区 > 豊嶋村武藤家文書附複写資料55点
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掲載開始日:
最終更新日:2015年4月23日
東京都北区指定有形文化財(古文書)
昭和63年11月14日指定
武藤家文書は旧武蔵国豊嶋郡豊嶋村名主武藤家に伝存した文書群です。武藤家は、豊嶋村内に30石余りを占めていた旗本大屋氏知行所の名主を勤め、安政年間には十数給に分割されていた豊嶋村の「惣代名主」を勤めていました。そのため、旗本大屋氏知行所関係の文書をはじめ、内容は多岐に渡っています。
正徳から明治期にいたる全84点の文書のうち、原文書が確認できる享保19年(1734)5月から元治2年(1865)2月までの村政関係文書31点は、荒川の水利・水運・水害に関連した文書等、江戸北郊の荒川沿岸低地部農村の特徴を豊富に示した内容を持った貴重な資料であるとして昭和63年に北区指定有形文化財(古文書)に指定されました。
また、正徳4年(1714)から明治23年(1890)年にいたる55点の複写資料の中には王子堰普請関係文書などの村政関係文書が含まれており、こちらも江戸時代の豊嶋村を理解する上で貴重な資料であるといえます。
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