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掲載開始日:
最終更新日:2015年4月23日
東京都北区指定有形文化財(古文書)
平成6年4月12日指定
真壁家文書は旧武蔵国豊嶋郡岩淵領王子村真壁家に伝存した文書群です。天明2年(1782)から昭和14年(1939)に至る文書群のうち、近世文書を中心とした121点が平成6年に北区指定有形文化財(古文書)に指定されていますが、地籍図などの追加分57点を含めると総数は178点となります。
真壁家は江戸時代より王子権現社領内に居住し、後期以降は質屋を営む一方、地主としても経営を拡大しました。明治になると王子村の戸長や町会議員を勤めるなど村町政に深く関わりました。
文書群には、質屋経営に関するものなど真壁家の金融・商業活動を示す文書や、真壁家の檀那寺だった藤本坊および金輪寺に関する文書が含まれており、江戸後期から幕末期にかけての江戸近郊地域に住む上層農民の商業活動のあり方や、明治期以降の寺院経営および運営の実情を理解する上で貴重な資料であるといえます。
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