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掲載開始日:2023年6月28日
最終更新日:2024年8月7日
手足口病は、夏に乳幼児を中心に流行する感染症の一つです。
保育園、幼稚園、学校などでの複数感染事例が報告されていることから注意が必要です。
症状や感染経路などを知り、早期発見と感染予防を心がけましょう。
2024年5月中旬から手足口病が全国的に増加傾向となり、東京都でも大きく流行しています。
都内の小児科定点医療機関における患者報告数が2年ぶりに都の警報基準を超えています。
エンテロウイルス属のウイルス(コクサッキーウイルスA群、エンテロウイルス71型等)による感染症です。
感染経路として、
患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛まつ感染
水疱の内容物や便の中のウイルスが、手を介して口や眼などの粘膜から体内に入り感染する経口及び接触感染
などがあります。
回復後も、便の中に2~4週間はウイルスが排出される場合があるので注意が必要です。
3~5日の潜伏期間の後、口の中、手のひら、足の裏などに、2~3mm程度の発疹や水疱ができます。あまり高い熱は出ません。3~7日で痂疲(かさぶた)を残さずに消失します。
重症化はまれですが、合併症として急性脳炎や心筋炎があります。
治療薬や予防のためのワクチンはありません。対症療法となります。
口の中に水疱ができ食事がとりにくいため、柔らかく薄味の食事の工夫と水分補給を心掛けましょう。
ぐったりしている、呼びかけに対する反応が鈍い、意味不明の言動が見られるなどの症状が現れた場合はすぐに受診しましょう。
1.手洗い
2.咳エチケット
3.消毒
保育園関係者向け
社会福祉施設等関係者向け
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お問い合わせ
所属課室:北区保健所保健予防課感染症係
〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3
電話番号:03-3919-3102