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掲載開始日:2014年4月1日

最終更新日:2024年10月1日

予防接種Q&A(主に成人を対象とする予防接種)

このページでは、主に成人を対象とする予防接種に関するよくある質問をまとめています。

予防接種全般

質問:予防接種の種類は何があるのですか

回答:予防接種には、予防接種法に基づき実施する定期及び臨時の予防接種と、法に基づかない任意予防接種があります。主に成人を対象とした定期の予防接種には、高齢者インフルエンザ予防接種新型コロナウイルスワクチン接種高齢者肺炎球菌予防接種風しん第5期予防接種(令和7年3月31日まで)HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種(令和7年3月31日まで)があります。
対象者や接種時期等についての詳細は、各予防接種のページをご覧ください。


質問:予防接種は受けなくてはいけないですか?

回答:予防接種法に基づき実施する予防接種には、接種を受けるよう努めなければならないという努力義務があるものと、努力義務のないものがあります。
ただし、接種を受けるかどうかを最終的に決めるのは、接種を受ける本人又は保護者となりますので、健康上心配のある方は、主治医とよく相談しながら接種されることをお勧めします。


質問:感染症が流行しているときに、その予防接種は受けた方がよいですか?

回答:まだ、病気に未感染なのか、すでに感染して潜伏期間中なのかによって対応が違います。かかりつけの医師に相談してください。


質問:接種当日、入浴しても大丈夫ですか?

回答:問題ありません。ただし注射した部位を強くこすったりしないようにしましょう。


質問:接種後、具合が悪くなったときはどうすればよいですか?

回答:速やかに接種を受けた医師、または、かかりつけ医の診察を受けてください。


質問:予診票(予防接種に必要な書類)はいつ、どこでもらえますか?

回答:予診票とお知らせは、予防接種の時期になりましたら対象の方に郵送でお送りします。詳細は各予防接種のページを参照してください。また、対象者によっては申し込みが必要な予防接種があります。


質問:予防接種当日、体調が悪くて接種ができませんでした。どうすればよいですか?

回答:かかりつけの医療機関にご相談ください。予診票の再発行が必要な場合はお問い合わせください。


質問:定期予防接種以外に必要な予防接種はありますか?

回答:海外生活で必要な予防接種があります。

通常の定期予防接種に加え、土地や地域によっては、黄熱・A型肝炎・B型肝炎・狂犬病・髄膜炎菌感染症・腸チフス・ダニ媒介脳炎などの予防接種が必要となります。

また、留学に際して既定の予防接種が完了していることを要求する国もあるので、渡航前に十分な時間的ゆとり(数か月)をもって、予防接種を行うことが勧められています。

詳しくは下記リンクをご参照ください。
厚生労働省検疫所(海外で健康に過ごすために)(外部サイトへリンク)
(公財)日本検疫衛生協会(外部サイトへリンク)
(一社)日本渡航医学会(外部サイトへリンク)

医療関係者の予防接種については、下記ページをご参照ください。
(一社)日本環境感染学会「医療関係者のためのワクチンガイドライン」(外部サイトへリンク)

各予防接種について

高齢者インフルエンザ

質問:インフルエンザ予防接種の効果的な接種時期はいつでしょうか?

回答:インフルエンザウイルスは毎年のように変異しながら流行を繰り返しています。これに対応するため、原則的には予防接種は毎年必要です。季節性インフルエンザの国内流行期が通常12月末から翌年3月頃ですので、これに備える場合は12月中旬までには接種を済ませるようにしましょう。


質問:インフルエンザワクチンを毎年連続して接種する理由を教えてください。

回答:インフルエンザウイルスは毎年のように変異しながら流行しますので、ワクチンは毎年そのシーズンに流行することが予測されたウイルスを用いて製造されます。また、現在のインフルエンザワクチンの発症予防効果は、接種後2週間からおよそ5か月程度といわれています。したがって、前年と同じワクチン株であっても次の年のワクチン接種を検討したほうがよいと考えられています。


高齢者インフルエンザのよくある質問もご覧ください

新型コロナウイルス感染症

質問:他の予防接種との接種間隔はどのくらい必要ですか?

回答:新型コロナウイルス感染症予防接種とその他の予防接種との接種間隔に制限はありません。


質問:他の予防接種と同時に接種できますか?

回答:新型コロナウイルス感染症予防接種と他の予防接種との同時接種については、特に医師が必要と認めた場合に可能です。

新型コロナワクチンQ&A(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種※キャッチアップ接種

質問:キャッチアップ接種とはなんですか?

回答:平成9年度生まれ~平成17年度生まれ(誕生日が1997年4⽉2⽇〜2006年4月1日)までの女性の中には、小学校6年から高校1年相当の頃に、積極的な勧奨が差し控えられていたこともありHPVワクチンの定期予防接種の機会を逃した方がいらっしゃいます。まだ接種を受けていない方には、あらためて、HPVワクチンの定期予防接種を実施しております。詳しくは、キャッチアップ接種のページをご覧ください。


質問:キャッチアップ接種の対象者です。積極的勧奨の差し控え期間中に自費で接種を受けました。費用の助成は受けられますか。

回答:下記の条件に該当する方は、自費接種の費用を助成します(上限あり)。申請方法はキャッチアップ接種のご案内を(令和4年秋に送付予定)をご覧ください。

  • 平成9年度⽣まれ〜平成17年度生まれ(誕生日が1997年4⽉2⽇〜2006年4月1日)の女性
  • 本人の定期予防接種期間に日本国内に居住しており、定期予防接種の対象者であった方
  • 本人の定期予防接種期間が終了した後で、令和4年3月31日までにHPVワクチンの定期予防接種に相当する接種(注)を自費(任意接種)で受けた方
  • 令和4年4月1日現在、北区に住民登録のある方

(注)定期予防接種は、2価および4価ワクチンで行われています。


質問:HPVワクチンは男性も接種できますか?

回答:HPV(ヒトパピローマウイルス)は男性もかかる中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマ等の原因にもなっており、日本では令和2年12月に男性(9歳以上)へのワクチン接種が承認されています。

令和6年7月1日から、小学6年生から高校1年生相当の年齢の方を対象に任意接種への助成事業(全額公費負担)を実施しておりますが、その他の方が接種する場合は任意予防接種(自由診療)となります。

帯状疱疹ワクチン

質問:帯状疱疹ワクチンの接種費用の助成はありますか?

回答:帯状疱疹ワクチンは、法令に定められた定期予防接種の対象ではないため、ワクチンを接種する場合は任意予防接種(自由診療)となります。

帯状疱疹ワクチンの定期予防接種化については、現在国の審議会において慎重に議論が行われている状態です。

なお、帯状疱疹ワクチン任意予防接種費用の一部助成事業を実施しています。

B型肝炎ワクチン(乳児以外)

質問:大人向けのB型肝炎ワクチンの接種費用の助成はありますか?

回答:B型肝炎は定期予防接種の対象疾病となっておりますが、定期予防接種の対象者は生後1歳に至るまでの乳児とされているため、それ以外の方の接種については任意予防接種(自由診療)となります。なお、B型肝炎の母子感染予防のため、出生後すぐにB型肝炎ワクチンの接種を開始する場合は、定期予防接種ではなく保険給付の対象となります。


質問:B型肝炎ウイルスはどんな病気ですか?

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス感染によっておこる肝臓の病気です。B型肝炎ウイルスへの感染は、B型肝炎ウイルスに感染した血液等に接触した場合に、感染を起こすことがあり、一過性の感染で終わる場合と、そのまま感染している状態が続いてしまう場合(この状態をキャリアといいます)があります。また、経過の違いから、急性肝炎と慢性肝炎があり、急性肝炎は稀に劇症化する場合もあることから注意が必要です。キャリアになると慢性肝炎になることがあり、そのうち一部の人では肝硬変や肝がんなど命に関わる病気を引き起こすこともあります。

過去に一度も検査を受けたことがない方で、検査を希望される方には、無料の検査も実施しております。
 

肝炎検査

関連リンク

予防接種情報(厚生労働省)(外部サイトへリンク)

新型コロナワクチンQ&A(厚生労働省)(外部サイトへリンク)

お問い合わせ

所属課室:北区保健所保健予防課保健予防係

〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3

電話番号:03-3919-3104