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最終更新日:2024年11月15日

令和6年度北区立学校生徒海外交流事業の様子

11月12日(火曜日)~11月22日(金曜日)までの11日間、北区立学校生徒海外交流事業の派遣団の一員として、区立中学校12校から選出された第2学年の生徒48名とともに、アメリカ合衆国カリフォルニア州ウォールナットクリーク市にあるSHS(セブンヒルズスクール)へ行ってまいります。この間、派遣生はSHSに通う同世代の8年生生徒宅にホームステイし、アメリカの文化や習慣、現地SHSで体験入学します。明桜中学校からは5名の生徒が選ばれ、これまでの間、他校の派遣生とともにホームステイ英語の勉強、SHSの子どもたちに日本の文化を伝えるための授業の準備、現地での歓迎会で披露する歌やダンスの準備を精力的に行ってした。派遣期間の中で一回り成長した姿で帰国できればうれしいです。

※派遣5日目以降の様子はこちらへ

11月15日(金曜日) 派遣4日目:SHSでの学校生活2️⃣

朝の登校の様子です

昨日夕方の雨が、ウォールナットクリーク市の空気に潤いを与えてくれました。今朝は、快晴の青空の中、ホストフレンドと派遣生は元気に登校してきました。各家庭の乗用車で保護者の方が送ってくれるケースが多いですが、中には、先日の市内観光の際に乗車した黄色のスクールバスに乗ってくる生徒もいます。また、学校の近くに住む家庭は自転車でくる生徒もいました。派遣生は、朝シアタールームで今日の流れの確認をグループごとの司会で進めます。今日はこの後、緑と青のチーム対抗戦のレクリエーションが行われます。派遣生の中には、顔に緑のペイントをしたり、青色の服をきたりしていました。

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緑と青のチームのリクリエーション

SHSでは定期的に学年を超えた子どもたちがチーム対抗でのゲームアクテビティが設定されています。TEAM GREENとTEAM BLUEの2つに分かれて、学年のメンバーが手をつなぎ大きな輪を作り、フラフープを早い1周できたら勝ちになるゲームです。チームの士気を高めるために手を叩いたり応援をし合ったりしていました。派遣生はホストフレンドの8年生と一緒にゲームに参加しました。何ごとにも一生懸命に取り組む姿勢と互いを健闘しあう雰囲気が学校全体に広がりました。

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派遣引率教員の授業・その2️⃣

昨日の記事で触れたように期間中、派遣引率教員も1〜3回SHSの生徒に授業をします。今日はまず、5年生クラスの児童に「科学マジック」のような光の性質を用いた授業を行いました。ある太さの試験管に水を満タンまで入れゴム栓をして、ある一定の高さからある規則で並んだアルファベットの単語をのぞくと、試験管越しに文字が反転して見えたり、反転せずそのまま見えたりします。その謎の理由を考える授業でした。まず、その現象に首をかしげ、不思議そうにしていました。その後、試行錯誤してその理由を考えました。凸レンズの性質と文字の特徴に気付くとその謎が分かります。また、別の教員は、6年生の日本語クラスの児童に「出汁」の授業を行いました。まずはお手製の味噌だけをといたお湯を飲みます。その後、「カツオ」「しいたけ」「煮干し」などをお湯にしばらく浸したものを混ぜると、味噌だけでは感じない「うま味」足され、上品な味に変化します。SHSの生徒は「煮干し」味の味がお気に入りのようでした。

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061116_10私は、4年生の児童に「静電気」の授業を行いました。今日の授業の目的は「静電気を楽しもう」として、3つ実験を行いました。日本では中学2年生の理科の実験で扱うことが多い実験で、派遣引率前に6組の生徒を対象に実験を行いました。難しい内容ですが、SHSの児童の食いつきがよく、とても楽しい時間でした。今日、2クラスで行いましたが、2回目は1回目の反省を生かし、流れを修正して授業を行うことができました。派遣生が事前研修で準備してきた日本の文化をSHSの子どもたちに伝える授業は、週明けに2クラスで実施します。研修でシミュレーションしていたこととは異なる反応が子どもたちから返ってくると思います。そのあたりも考慮して、派遣生には伝えることの難しさとともに伝わったときのうれしさ、楽しさを実感してほしいです。

11月14日(木曜日) 派遣3日目:SHSでの学校生活1️⃣

心のこもった歓迎会を開いていただきました

昨夜はホストファミリーから派遣生はたくさんの歓迎を受けたようです。今朝登校してくる派遣生たちはとてもリラックスした表情でした。朝8時、派遣生はホストフレンドと一緒に昨日の対面式を行った会場に集まってきました。そこで、この後の歓迎会で発表する歌をホストフレンドと一緒に声出しして待ちました。そして8時30分、SHSの全校生徒、教職員と派遣生を受け入れていただいた保護者などが集まり体育館で派遣団の歓迎会を開催していただきました。歓迎会では、SHSの2年生がダンス、3・4年生がリコーダーとウクレレで「さくらさくら」の演奏、6年生の日本語クラスが「世界中のこどもたちが」の合唱を手話付きで発表してくれました。とても心のこもった歓迎会でした。日本の派遣生からは、スピーチと今まで準備を行ってきた「ソーラン節」の踊り、英語の歌の発表を披露しました。SHSの生徒たちは、派遣生の歌の最中に肩を組み一緒に盛り上げてくれ、終わったら盛大な拍手が会場を覆いました。その後、派遣生はSHS8年生と来週のアッセンブリーで踊るパプリカなどの踊りの練習を行い、それぞれの授業に別れていきました。

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セブンヒルズスクールの生徒の授業を体験します

歓迎会、SHS8年生のホストフレンドとのダンス練習の後の時間は、派遣生は日本の授業を担当する小学生にあたる1〜5年生の児童や中学生にあたる6〜8年生の生徒の本場の授業に参加します。1〜5年生は体育や音楽などの授業以外は自分の教室で学習しますが、6年生以上は自分のHR教室はなく自分のロッカーに荷物も置きます。そして、授業は教科ごとに担当の先生のいる教室で授業をうけます。特に6〜8年生の授業は、仲間とディスカッションしたり事象や体験したことを考えさせたりした授業が展開されます。日本の授業では、コロナ禍以降日常になりましたが、タブレット端末を授業で自然と使用しています。(私が11年前に本事業に同行したときにも普通に使っていました。)SHSの先生方は派遣生を配慮して一部日本語を使おうとしてくれていますが、SHSの生徒の会話は英語が飛び交うため、内容の理解に苦労したり難しがったりしているようでした。しかし理解できないからと諦めるのではなく、分かる単語と単語から推測したり時には自分の分かる単語で質問したりして、今しかできない体験を確実に進めてほしいです。

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引率派遣団もSHSの子どもたちに授業をします

ここSHSとの交流は、今から25年前の平成11年度からスタートしました。その時から、全国的にも珍しい日本の中学生を海外に派遣させるだけではなく、海外の生徒が翌年日本に訪れる相互交流事業を北区では進めてきたとのことです。その当時の初代派遣団長の校長先生が、日本の派遣生がSHSの子どもたちに日本文化を伝える授業に取り組んだり、日本から引率する教員も授業することが続いています。今日は、2名の引率の教員が1年生に対して「ぶんぶんごま」の制作と挑戦に、6年生に対して「浴衣の着付け」の体験を授業で行いました。「ぶんぶんごま」を実際回すためには相当のコツが必要で一筋縄では行きません。上手く回らなくても、何度も何度も繰り返しやり直しくじけません。時間内には1名の子どもがコツをつかみ上手く回せました。果敢に挑む姿は日本の中学生も見習いたいですね。6年生の着付けは友達の着付けを手伝いながら、着付けが終わった後に写真をとってもらいまんざらな表情を浮かべてとてもうれしそうでした。

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1日の終りは・・・

派遣生は、午後3時061114_10過ぎにSHSでの授業を終え、朝登校したシアターに集まり、引率の教員から派遣生に対して、1日の振り返りと明日の予定や諸注意を行います。私からは、今日の歓迎会でがんばった評価と、SHSでの授業の中で英語が難しくて理解できなくても はじめから諦めるのではなく聞き取ろうと努力したり質問したりして、今しかできないことを頑張ってほしいと伝えました。分からない自分をさらけ出すことは恥ずかしいことかもしれませんが、帰国後「あの時聞いておけばよかった」と後悔することはあってはなりません。「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざもありますね。派遣生のミーティングのあと、派遣生はホストフレンドと一緒に迎えにきてくれた家族が運転する自家用車やスクールバスに乗って帰宅します。本来、カリフォルニア州はこの時期は雨が少なく乾燥しているとのことですが、この時間 激しい雨が降りました。昨日もサンフランシスコ市内でも雨でした。この派遣団に相当の雨運の強い人がいるんですかね?!

11月13日(水曜日) 派遣2日目:ホテル出発〜ホストファミリーとの対面

元気に起床しました

派遣2日目の朝です。昨日は長い長い一日でしたので、昨夜はどの部屋も早く就寝したようです。中には、時差ボケで途中で目が覚めてしまった生徒もいたようです。朝6時30分から部屋ごとに起床し、ホテルのバイキングでの朝食を済ませ、スーツケースをSHSに預け、ホテルでグループごとに打ち合わせを行い、ホテルの駐車場で明日の歓迎会でSHSで披露する歌の練習をしました。朝の時点で、体調を崩している生徒はおらず、この後SHSのスクールバスに乗ってサンフランシスコ市内の見学に移動します。今日も一日がんばりましょう。

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再び、サンフランシスコ市内に出向きました

午前9時45分すぎにSHSのスクールバスに乗りサンフランシスコ市内に出向きました。出発した時は、晴れ間が見られましたが、サンフランシスコ市内に入るころには、厚い雲が空を覆ってきました。今日のはじめは市内の科学博物館(外部サイトへリンク)を訪れました。この博物館は、物理学、地学や心理学などのさまざまな分野の事象を体験を学ぶことがコンセプトです。現地の小・中学生もたくさん来館していました。派遣生たちも楽しみながら体験していました。この博物館を出たあとは、サンフランシスコといえばというスポット【ゴールデンゲートブリッジ】に向かいました。そのころから、雨が振り始めたため、橋の近くで写真を急いで撮影しました。これもこの派遣期間の思い出ですね。。お昼は、地元で有名なサンドイッチをバスの中でいただきました。

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午後2時30分に、ゴールデンゲートブリッジを出発し、バスでSHSに向かいます。いよいよ、ホストフレンド、ホストファミリーとの対面です。

ホストファミリーから熱烈な歓迎を受けました

ゴールデンゲートブリッジからの帰路のバスは、途中のハイウェイでの事故や通勤帰りの車の多さで渋滞に巻き込まれ、2時間ほど要しました。段段とSHSに近づいていくと、派遣生はホストフレンドとの対面にいささか緊張の雰囲気がバス内に流れました。そして、約束の午後5時にSHS構内の坂を上がっていくと、北区の派遣団の到着を生徒名の書かれたお手製のウェルカムボードをホストフレンドが掲げ、そしてホストファミリーが道を取り囲むように待ち構えてくれました。その歓待ぶりに、派遣生は大いに興奮していました。そして、講堂で対面式が行われ、SHSそして北区の派遣生の代表が思いのこもったスピーチを述べてくれ、気持ちが和む素敵な会でした。その後、派遣生はホストファミリーの車に乗り込み、それぞれの家庭へ帰宅していきました。派遣生もホストファミリーも終始笑顔でした。それぞれのホストファミリーでは、今日から短い期間ですが北区の派遣生を我が子のように時には厳しく、そして優しく受け入れていただけると幸いです。どうぞよろしくお願いします。明日は、各家庭からSHSへホストフレンドと登校し、まずはSHSの全校児童・生徒が集まっての、ウェルカムアッセンブリー(歓迎会)です。今まで準備を進めてきた、気持ちのこもった踊りと歌をSHSの仲間に披露してくださいね。

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11月12日(火曜日) 派遣1日目:出発式〜サンフランシスコ市内見学

成田空港の出国手続きが済み、いよいよ出国です

滝野川分庁舎での出発式後、バスに乗車し成田空港へ移動しました。途中で、標準服から私服に着替え、14:30過ぎに成田空港に到着しました。現在空港での搭乗手続きは機械にパスポートを読み込ませ、必要事項を入力する必要があります。係の人が手伝ってくれますが、この操作に派遣生は一苦労です。やっとの思いでスーツケースを預け、今度は保安検査です。保安検査では、きたコンなどの電子機器は別にしなければならず、またここでもパスポートが必要です。なんとか全員の検査が終了したのが16時。このあと派遣団は「UA838」便に搭乗します。16:45出発予定でしたが、搭乗機の手配が遅れているため、17:20出発予定です。約9時間ほどのフライトで現地時間12日AM9:10にサンフランシスコ国際空港に到着の予定です。いよいよ出国します。行ってきます!!

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サンフランシスコ国際空港に到着しました

搭乗機の手配が遅れたこともあり、サンフランシスコ国際空港に現地時間12日(火曜日)午前9:25に到着しました。搭乗した飛行機は満席だったので機体から降りるのにも入国審査にも時間を要しましたが、午前11時に全員が無事アメリカ本土に入国しました。派遣生はアメリカの空気に大興奮でテンション高めです。このあと、バスに乗り込み、ツイン・ピークス、フィッシャンマンズワーフの市内見学を行う予定です。

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サンフランシスコはよく晴れています

昨日のサンフランシスコ雨だったようですが、今日は青空の快晴で日差しが強く感じます。午後2時の気温は62度です。「え、62度?」と思ったでしょうが、アメリカでは華氏(°F)で表されることが一般のためです。日本で一般の摂氏(℃)では、16.7度で、ここ最近の東京の気温と比べると、やや肌寒く感じますが、湿度が低いため過ごしやすい気候です。派遣団は、ツイン・ピークスの展望台からサンフランシスコ市内の景色を楽しんだあと、フィッシャンマンズマーフで班ごとに昼食をとりました。有名なクラムチャウダーやホットドックなどを慣れないドル紙幣と格闘していただきました。いたるところの飾りつけはクリスマス仕様になっていました。そして、ここから本日宿泊するホテルに1時間半ほど掛けて移動します。サンフランシスコ時間午後3時は、東京の午前8地でちょうど登校時間にあたります。飛行機では、なかなか寝られなかったようで、ホテルに向かうバスの中で派遣生は寝落ちしてとても静かです。

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お問い合わせ

東京都北区立 明桜中学校

〒114-0002 北区王子6-3-23

電話番号:03-5959-0031

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